運動会

米原市議会議員の松崎淳(まつさきじゅん)です。

先日ある人とお話ししていたら、「米原のマツジュン」と言われました。そうなんです、嵐が好きな人だと、そういう風に覚えてもらえるようです。嵐は修論書いてる頃に確かデビューしてて(1999年9月なので間違いない)、あーらしー、あーらしー、おーいぇー、と誤って歌詞を憶えてから、そんなに親しみを覚えるほどの接点がないのが残念ですが、個人的にはダッシュ村をやってる中年アイドルグループが好きなんです。

それはさておき、「米原のマツジュン」って名前の売り出し方をすれば良かったかな、とちょっと後悔してるところです。一応松本潤よりは年上なので、昔からそう呼ばれてたと言い張ればあまり文句は言われなさそうですが、これまでの人生でまつじゅんというあだ名が付いたことは一度もありませんでした。

 

さて、今日も運動会に市議会議員としてお呼ばれされてきましたが、すっかり運動会日和で気持ちいい日々になってきました。facebookではちょこちょこと写真とコメントを書いてきましたが、伊吹山中学校、伊吹小学校、いぶき認定こども園の運動会にお招きいただき参加してきました。

(「呼ばれる」というのはこっちの辺りの言葉で「ご馳走になる」という意味で使われているので、ここで私が使う「呼ばれる」の意で使うとなんか変になるのかな?)

【中学校】
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中学校は9月7日とだいぶ早い時期の開催で、雲行きの怪しい日で途中雨で中断したりと大変な空模様でした。この後運動会にお招き頂く中で話していたのが、やっぱ10月10日体育の日が東京オリンピック開幕の日に選ばれたのには理由があって、そのぐらいの方が天候的には安定するんだろう、ということでした。

9月上旬だと、秋雨前線が南下する時期にも重なりやすいので、本当ならば避けたいところだけど、さまざまな理由によって運動会の日程が前倒し、前倒しでこの時期になっているそうで、せっかくだったら市内のイベントをきれいに整理して、いい天候のもとで野外イベントを実施出来るようにした方がいいんじゃないか、と思いました。

なお運動会自体は、さすがに中学生ともなると体格も立派になるのでパワーやスピードを感じることができ、見応えのあるものでした。特に私が見学させてもらっていた午前中は、生徒会長さんが走り高跳びでヒーローとなっていて、場をすっかりと盛り上げていたのが印象的でした。

【小学校】
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小学校は9月21日で、快晴、ちょっと暑いかな、ぐらいの気候で、ああ、これが運動会日和って言うんだな、というのが実感でした。生徒数は少なめかなと思いましたが(今年の1年生の入学数がたしか9人)、来年は20人くらいがこども園から入学してくるそうなので、たまたまだったのかもしれません。少子高齢化の高齢化の部分に注目が集まりがちで、子供の数が激減してるんじゃないかと思われがちですが、別に若い人が住んでいないわけではなく、過疎とかそういう暗い言葉を耳にする地域であっても、ちょっとしっかり見ないと間違えやすいなと思いました。

最初の準備体操を一緒にやったのですが、久しぶりに身体を動かしてこちらはヒーヒー言いました、なんてジジ臭いことを言いたいわけではなく、あの準備体操って、ラジオ体操じゃないんですね。もちろん夏休みのラジオ体操はやってるらしいのですが、ここ10年くらいはストレッチを重視した別の体操になってるそうです。ラジオ体操よりも念入りでしっかりと身体がほぐれたのを感じると、なるほど、時代は進化してるのねと感じました。

ここで「昔は~」とは、言いたくないですよね。私たちの時代はラジオ体操でした、今の子供たちはストレッチ体操です、以上。自分の過去はどうしても美化しやすいので、ただそれを他人から押し付けられるとものすごく疎ましいですから、気をつけないと。

【こども園】
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ここは来賓としての参加ではありますが、保護者としての参加でもあり、あまり写真は撮れませんでした。はい、嘘です、大量に写真は撮りましたが、自分の子を撮るのに一生懸命すぎて、一般的な写真がほとんどありませんでした。

その中でちょっと気になったのが、園庭に向かって設置されたスピーカー。音が悪すぎる。先生の声も聞き取りにくいし、音楽もこもって聞きにくい。こんな質の悪いのも久しぶりに耳にしたな、というくらい古くさいスピーカーでした。こども園の前身の幼稚園が出来た頃に設置されたものでしょうから、20年近く経過しているんですかね。

壊れてもいないのに更新するとなると予算化とか面倒くさそうだな、というのは議員になるとなおさら感じることで、ただ、かわいい孫のためならどんな予算でも通したるというようなオジイサン議員もたくさんいるので、ぜひ一度検討してもらいたいなと感じたところです。そんな高額でもなく、ましてやその効果は今回の運動会も、それ以前の夕涼み会とか様々な行事に参加しながらずっと気になってたことなので、園児や多くの保護者にも実感してもらえるでしょう。

こども園の運動会は3つの運動会と比べると一番家庭的で、家族総出でかわいい子らを応援するといった雰囲気に包まれていました。自分の子供のかわいさ余って、撮影するのに一生懸命で他の人のアングルに余裕で入り込むなんてことが至る所で見られたのは、こども園ならではの風景かな、と自分も気をつけなければと戒めていたところです。

 

3つの運動会に参加させてもらって感じたのは、子供は成長するんだな、という当たり前のことなんですけど、というのも、最初に中学校に行って、中3の先輩たちがすっかり大人の雰囲気を出し始めているのに対し、中1の子たちはまだあどけなさが残る雰囲気だった一方で、小学校の運動会では小6の生徒が大人っぽいんですよね。たった1年しか違わないのに、自分の置かれた環境によって感じ方も大きく異なってくるのは、子供は毎年大きく成長するからこその話だと思います。

今日のこども園の運動会でも、未就園児用の種目があり、来年4月に年少さんとして入園を予定している子供がたくさんいてダンスをしていましたが、先週の小学校の運動会でも来年入学の現・年長さんが走っていて、ともに、ああ、こんなちっちゃい子供たちが一生懸命頑張っていて、かわいらしいなぁ、と感じたところです。その年長さんは今日のこども園では、すっかり立派なお姉さん・お兄さんとして頑張っていたのと比べると、なおさらその思いを強くしました。

いや、別に言いたいのはそれだけで、特にオチも何もないんですけど、3つも同時期に体験できたのが初めてだったので、面白いなと思って書き記しておきます。

 

ちなみに、運動会を見るのは久しぶりでしたね。去年の秋に地域の運動会があるというので参加したのが、恐らく10年・20年ぶりとかいうレベルで、多分高校の時の体育祭以来じゃないかと思います。その高校の時の記憶もあまり定かではないのですが、そんなに盛り上がってはいなかったように記憶しています。というのも、男子校なのでカッコイイところを見せたところでウホッな展開になるだけですし、進学校だったので体育よりも勉強が得意な生徒が多い環境でしたので。

それでも文武両道なやつはいて、ちゃんと有名大学に進学を決めたのもいましたが、内申点を高くして推薦で楽勝進学してたのが多かった気がします。自分は受験に正面からぶつかって行ったので、年末までに進学を決めた連中が羨ましくも、こいつらより下の大学には絶対に行けない、と意識したのはしっかり憶えてます。

 

地域の運動会(伊吹ふれあい体育祭)のこともついでに書こう、と思って写真を探してたら、集落の運動会も去年あって、それにも参加してました。すみません、過去の記憶がだんだん薄れているというか、オッサン化が進行してます。

【消防団リレーに参加した】
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伊吹町時代から続く大運動会で、集落ごとにテント張って応援するという、地域の一大イベントです。今年は残念ながら選挙戦真っ最中なので参加出来そうにないですが(ん?選挙だから参加して顔を売るのか?)、かつては集落総出で応援合戦も盛んだったと聞き、写真を見てると相当な盛り上がりだったんだろうなと感じましたが、会場の広さの割りにはちょっと寂しいかな、というのを思いました。⇒訂正:選挙後の開催(10/27)になったようです。

地域創造会議の委員も以前していて、その際に体育祭の主催者さんからプレゼンを見せてもらったりもしていて、いろいろと熱心に取り組んでいらっしゃって、是非とも応援したいなという気持ちは強く持っているのですが、いかんせん高齢化で(って上述と不整合になりますが…)集落対抗リレーなどは出場者を確保出来ないといったシビアな現実も見たり、町から市に合併する前に一度大々的にフィナーレ運動会をやったのだから今さらやれないといった声も聞きますし、他の旧町エリアではやってないからという理由なんだかよくわからないのも聞いたりしてます。

そもそも地域の活性化のためにいろんなイベントが盛んになって、でも昔からの行事と新しいイベントで週末が潰されるのがかなわん、という若い人の気持ちもわからなくはありません。昔の半強制的な行事への参加を求める雰囲気もどうかとは思いますが、参加したい人だけが参加すればいいとして結局誰も参加しなくなった、というような現実も見ており、じゃあここで地域のためのイベントの答えを出せと言われるとすぐには出せないのが困ったところです。

個人主義の行き過ぎは抑えつつ、強制的な雰囲気も避け、むしろ積極的に参加したくなるような仕掛け作りが恐らく求められているんだと思いますが、そのあたりの方向性については、今後徐々に出して行ってしっかりとした方向性を打ち出したいと考えています。

突拍子もないことかもしれませんが、何か新しいこととかを始めようとするときは、たいてい変な目で見られがちです。でも、そこが実は楽しかったりするんですよね。なんかワクワクするというか。そこを頑張って進めていって、徐々にみなさんの共感を得られるようになっていく過程は、面白いもんですよ。この地域の元気というか、活性化というか、まちづくりというか、そのあたりはライフワーク的に取り組みたい分野なので、これからもっと進めて行きます。


下り坂のレンタサイクル

米原市議の松崎淳(まつさきじゅん)です。

今日は広報特別委員会の傍聴に行ってきました。えっ?選挙運動政治活動してないの?とか言われそうですが、どうせこれまでほぼ全ての委員会に参加して来たのだから、この期に及んで選挙です!よろしくお願いします!なんてことせずに、普通に議員の仕事をしておこう、という認識です。議員としての報酬をもらってますので、議員の活動をするのが当然ですよね。当選することだけが、議員の仕事じゃありません。なんて優等生らしいことを一応書いておくことにします。

さて、ふと目にした情報。タイトルの「下り坂」は、レンタサイクルなんてもう斜陽産業だよ、自転車なんか乗ってられるかよ、という意味の下り坂ではなく、単純に標高の高いところから低いところに向かって傾斜している斜面、という意味です。

奥多摩駅でレンタサイクルを借りて、里の方に下って行って、青梅で返却するサービスがあるそうです。東京の人なら何となくわかるかもしれませんが、東京都の西の方の山奥から、山裾ぐらいのところにありそうなとこまで、片道レンタサイクルできる、と言うとちょっとは理解してもらえるかもしれません。

逆にこれを関西方面に置き換えて説明すると、ってことが出来なくてすみません。この奥多摩駅から青梅駅までの地図を用意したので、それで何となくつかんでみてください。

【奥多摩駅から青梅駅】

距離は約20kmで、標高は約300mの奥多摩駅から、約160mの青梅駅までで、標高差は140m。ルートはほとんど下り。

これって、良くないですか?下るだけだから、そんなに疲れない。というか、自転車で気分が凹むのは、上り坂か向かい風なので、その一つがない状態でほぼずっと走り続けられる。そして向かい風だって下り坂だったら負けずにむしろ勝てるぐらいになる?このサイクリングは、お気軽でお手軽で、楽しいんじゃないですかね。

何故これを取り上げたかと言うと、米原市もレンタサイクルっぽいことをやってるんですよね。通称:電チャリ、電動アシスト自転車を東海道線の醒ヶ井駅隣の水の宿駅と、ジョイいぶきで貸している、ような気がします。

・・・違いました、すみません。米原市のホームページを確認したら、北陸線の坂田駅と、米原駅近くの米原市役所米原庁舎の2ヶ所を米原市役所がやってて、他にも水の宿駅・ジョイいぶき以外にも米原市内各所でレンタサイクルが出来るようです。詳しくは滋賀プラス・サイクル推進協議会のページでどうぞ。

一応リスト化しておきますか。
道の駅・近江母の郷
近江公民館
醒井水の宿駅(JR醒ヶ井駅)
グリーンパーク山東
ジョイいぶき(伊吹薬草の里文化センター)
米原市役所米原庁舎
近江母の郷コミュニティハウス(JR坂田駅)

これを使って、米原市内で、標高の高いところから低いところへの、片道レンタサイクルを導入できないですかね。もう思いつきベースで書いてることなので、実現性とかのことは現時点では想定してません。何となく出来そうだなという感触がつかめたら、前に進めてみます。

という風に、最初のきっかけというのはこんなもんなのかもしれません。ただ、その思いつくまでには、常にアンテナを広げておかないと難しかったりもするので、逆にこれが花開くと日頃の情報収集活動に価値が生まれてくるのでうれしいんですけどね。

これも地図にしてみましょう。場所は、うちの集落(米原市大久保)から、下の方の醒ヶ井駅まで。

【大久保から醒ヶ井駅】

距離は13.6km、標高は220mの大久保から、120mの醒ヶ井駅までで、標高差は100m。うむむ、これ、筋は悪くなさそう。ちなみに、普通は大久保とかいう住宅地からじゃなく、もっと山奥の観光地っぽい甲津原ってところをスタートに想定するんだと思いますが、標高差が大きすぎるかなと思って避けましたが、改めてここで確認してみます。

【甲津原は交流センターを拠点に】
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【甲津原から近江長岡駅】

醒ヶ井駅までだと距離が延びそうだったので、路線バスと同じく近江長岡駅までにしたところ、距離は21.3kmといい感じで、標高は520mの甲津原から、140mの近江長岡駅までで、標高差は380m。標高差がだいぶあるのでシンドイかもしれませんが、下り坂なのできっと大丈夫でしょう。ルートも一応、車の多くなさそうなのを選びましたし。

この下り坂レンタサイクル、案外悪くなさそうですね。いけるかもしれませんね。

問題は、奥多摩駅のように起点が鉄道駅ではないというところ。新宿駅から奥多摩駅まで1時間半で到着して、下り坂レンタサイクルでマターリと走って、青海駅から新宿まで1時間、これだとお気軽な週末ツアーとしてアリだと思います。

米原の甲津原を拠点にしようとすると、東海道線の近江長岡駅からバスでのアクセスが必要になります。これはちょっと面倒くさいですね。近江長岡駅から甲津原まで約1時間かかってしまうので、近江長岡駅までのアクセス時間が短くないとお気軽ツアーにはならなさそうです。一応期待としては、京都・名古屋あたりからの集客を考えていたのですが、名古屋なら何とか行けそうですが、京阪神方面は乗り換えの手間とかもあって厳しそうです。

ふと思いついたのが、だったら下り坂というのは諦めても、乗り捨て型片道レンタサイクルは出来ないか、ということ。米原市内の東海道線は4駅あって、東から、柏原駅、近江長岡駅、醒ヶ井駅、米原駅になります。多分米原が一番低そうなので、東から西に向かうルートも、地図化してみましょう。

【柏原駅から米原駅】

あ、中山道ルートにしたら、近江長岡駅を忘れてしまった。。。ちなみにこれだと、距離は12.7km、標高170mの柏原駅から190mまで一旦上って、90mの米原駅東口まで、標高差100mのルートになります。

こういう周遊型のルートも、いいですね。レンタサイクルだとどうしても拠点型になるので、ぐるっと回るルートを取らない限り往復型になりやすく、同じ道を通ることが多くなります。この同じ道というのが引っかかるところで、面白くないんですよね。だったら完全に新しい道しか通らない、片道型ならそのどんよりした雰囲気なく自転車の旅を楽しんでいただけるかと。

そういえば、うちの近所にもサイクリングロードみたいな看板があるんですが、その情報を見つけることが出来なくて具体的に何かを紹介できずに申し訳ないのですが、そういったルートをもうちょっと積極的にアピールして自転車の積極的活用を図る、そんな風にも出来るんじゃないですかね。

今回は妄想っぽい内容で恐縮ですが、ブレスト的記事ということでご了承ください。また具現化したときには改めてご紹介したいと思います。


第3回定例会が閉会しました

米原市議会議員の松崎淳(まつさきじゅん)です。

このところ選挙絡みの話が多いので、閑話休題で芋掘りの話でも書こうかと思ったのですが、やっぱ3週間ちょっとで選挙ですからね、議会の話をします。

【とりあえず写真だけ、芋、掘ったどー】DSC01361

9月議会が本日、閉会しました。開会は9/2で閉会9/24とはなってますが、実際は8/19の委員会協議会から始まり、8/20議会運営委員会傍聴、8/23全員協議会、8/26定期監査等報告会、8/28一般質問〆切・議運傍聴と前準備がありました。9/2に全協・本会議・広報特別委員会傍聴で開会し、9/4一般質問、9/5一般質問(登壇)、9/9決算委員会、9/10決算委員会、9/11決算委員会、9/13総務教育常任委員会傍聴、9/17健康福祉常任委員会、9/18産業建設委員会傍聴、9/24議運・全協・本会議、という風に、実は結構こまめに議会活動に参加してました。

9/9~11の決算特別委員会、これは結構重たかったですね。昨年度平成24年度の決算を認定する委員会なんですが、市役所の全部の事業をまとめて1年分見渡すことになるので、ものすごい頭の回転を要しましたし、精神的にも重圧が結構かかってました。既に業務が完結している決算なので、これから業務が始まる予算と違って、あれやれこれやれという一般的なやり取りではなく、問題点などを指摘した上でその反省点をどう今後に活かしていくのか、その観点ですべての業務内容をチェックしました。

通常は担当する常任委員会の所管分野を重点的に見れば済むので、私であれば健康福祉部・市民部(保険課)あたりの健康福祉常任委員会の分野だけを見て、それ以外の分野については議員傍聴という立場でもあり発言できないという制限があるため、やや控えめに捉えている面があります。

しかし決算委員会は3つの常任委員会すべての領域にまたがるため、全分野で神経を集中させてチェックする必要があります。幸い全ての委員会を傍聴して勉強していたので、見ず知らずの案件が出てきてドキドキということはありませんでしたが、普段あまり話すことの少ない担当部長・課長などとやり取りするので、緊張はしましたね。

ものすごく刺激になったのは事実です。委員会の枠から外れて全てを眺められる立場に就いたわけで、ああ、何か市議会議員っぽく活動するのって、こんな感じなんだな、と密かに喜んでいたのは内緒です。そりゃ、自分の経験や見地、住民のみなさんの認識などを踏まえた上で、総合的に市政を観察できるわけですからね。

この決算委員が決定するまでに一悶着あって、なり手がいなくて困ったというのもありました。例年であれば別にいいのですが、やはり4年に一度の選挙前の期間ともなると、浮足立つ気持ちもわからなくはないですからね。私は最初の機会ということもあったので、とても良い経験をさせてもらったと感謝したいくらいです。

 

さて、今日の本会議で一部意見書や請願を否決したので、その理由を明らかにしておきたいと思います。3月の否決の際は重大な政治判断を下して非常に重たかったのですが、今回のは悩みませんでした。ちなみに賛成しなかったのはいずれも共産党市議団提出のものです。共産党の議員さんはほんといい人たちなんですが、国政関係の分野になるとどうにもこうにも主義主張が合わないようで、今回も同意することはできませんでした。

 

地方財政の拡充を求める内容の意見書は、その文字列だけを見ていれば何も問題はないのですが、内容としては、先の議会で行った公務員の給与削減は、国による地方に対する不当な圧力だから撤回せよ、というようなものでした。確かに圧力かもしれませんが、東日本大震災対応の財源確保のため、という特別な理由があったわけです。かなりの特殊な事情です。国民からあまねくお金を集めて被災地復興に役立てる、そういう背景があるので、否定出来ないものだと考えます。

 

TPP撤退の意見書は、そもそもの考え方の違いというのもあると思いますが、私は国際競争を考慮した際に参加しないことのデメリットの方が大きいと考えるので、撤退ということには反対です。農業に関しての不安が一部大きくなってるのは承知してますが、農業に対しては個人的に不信感を抱いているので、むしろ今回を大きな転換点として捉え、前向きに改善していくチャンスだと捉えています。

これまでもずっと農業は保護されてきたわけですが、そのお金の使われ方には納得できないところがたくさんあります。GATTのウルグアイ・ラウンドの時とかも大きく騒いでいましたが、その結果として多額の補助金が農業にばら撒かれましたが、新しい農業の姿の構築のための投資ではなく、なんかよくわからないお金の使われ方がされていたのが気になりました。公園整備とか農道整備とか、それって国際情勢の変化に対応するのと何も関係ないよね、というのを多く目にします。

今回もTPPには最終的には参加するけど、その見返りにまた多額の補助金が農業にばら撒かれるだけのような気がしています。若い農家を本気で育成するとか、消費者や市場が求める産品を本格的に提供するとか、現状維持という名の衰退ではなく、前向きに歩んでいこうという動きじゃないのが、とても気になります。だって、農家の平均年齢って65歳ですよ。おかしすぎませんか?企業の平均年齢が40を超えると停滞とか衰退と見られるのに、65って定年とかいうレベルの数字じゃないですよ。

むしろこのTPPが、ラストチャンスじゃないかとも思ってます。これ以上先送りしてたって、何も問題は解決しないですよ。平均年齢だって、ある日突然急に若くなりますが、それは正常な若返りじゃなく、少ない若手だけが取り残されるという異常事態です。であればこそ、むしろTPPをチャンスとして捉え、しっかりとした未来を見据えた対応を取るべきだと考え、意見書は否決しました。

 

消費税反対の請願も似たような反応になりますが、今日の国の借金が増えているのは、勝手にイメージされる土建屋さんがウホウホでコンクリートジャングルになる、そのための借金が増えているのでは【なくて】、社会保障費が信じられない勢いで増えているからだと思います。インフラ整備は後の世代にもメリットを享受してもらえますが、社会保障費は使い切ってはいオシマイです。インフラ整備は負担を長い年月に渡って分担するという名目が一応立ちますが、社会保障費の増大は単純に次の世代に尻拭いさせてるだけなんです。

自分たちの子供のことを考えた時に、ある意味本気で考えているのが、外国に脱出させることです。こんな前の世代の借金の負担しか残されない国に居続けるよりは、一個人としてはイチ抜けた、でいなくなれば、すっごく楽ですよね。でも、それは決してさせたい行動ではありません。そんな無責任な世の中を、次の世代に対して渡したくはないです。

であればこそ、今の世代が等しく負担することで、将来世代に対する負担を軽減させてやることこそが、あるべき姿だと私は考えます。なので、今の生活がちょっと苦しくなるから、とかそんな目先の議論だけで消費税に反対するのではなく、もっと幅広い視野から眺めなくてはいけないんじゃないでしょうか。

今日の議会ですごく引っかかったのが、大企業に対する批判でした。お金持ちや大企業に高額な税をかければいいじゃないか、という議論は、納得が出来ませんでした。これだけ世界の経済が共通化している中で、各国のバランスを見ながらの課税水準に合わせていかなければ、海外への雇用の流出に拍車がかかってしまいます。お金持ちや大企業が日本からいなくなれば、日本の雇用がなくなるんです。別にお金持ちや大企業だけを守れと言ってるのではなく、結果としてそれが国全体を守ることになるのであれば、現実的なバランス政策が必要だと言ってるだけです。

そこにいつも感じるのが、「無責任」という言葉です。お金をばら撒けばら撒けと言うのは簡単です。でも誰かがそれを負担してるからこそ、お金が集まっているわけで、そのお金を集める工夫を考えることが大事なのではないでしょうか。耳障りのいいことばかり言ってて通用する時代じゃもうないんです。右肩上がりの成長で全員にバラ色の未来がある世の中ではないんです。応分の負担というのが、必要な時代なんです。責任のある発言が、必要です。

財務省の陰謀だとかそんな週刊誌みたいなことは言いたくもありませんが、そんな低レベルな議論をしてしまうのではなく、将来のために、今から負担するんだという意識に切り替える必要があるんじゃないでしょうか。

 

えーい、ここまで来たらついでだ、若者の雇用についても書いたれ。と思って結構書きましたが、いろいろと弊害がありそうなのでここまでにしときます。

とにかく、目の前のことだけじゃなく、その先も見据えた責任ある対応が、大事だと思います。


議員報酬について

米原市議の松崎淳(まつさきじゅん)です。

市議会議員って、言うのも書くのも面倒くさいですね、っていきなり何を言うんだかという感じですが。市議だけだと短いし。市会議員という言葉もたまに耳にしますが、市議会ではなく市会と呼ぶのは、大阪・京都・神戸・名古屋・横浜の5つの大きめな都市だけらしく、ほかは市議会が正式名称のようです。札幌のほうが京都神戸より大きいのにそうではないのは、歴史的なもんがあるんでしょう。

 

さて、議員報酬です。何も隠すもんでもありませんので、米原市会議員の私は、27万円の議員報酬を毎月頂いています。条例で30万円と定められているところ、特別条例で1割・3万円のカットで27万円になってます。

そこから、傷害保険で2,580円(議員になった時にパンフをもらって、万が一の時用に入りました)、互助会で2,000円(議場でのお茶代とか)、そして源泉徴収で43,500円を引かれた、221,920円が毎月の手取り額です。健康保険は国保ですし、年金は一時期話題になってましたね、議員のお手盛りだ、ってことでだいぶ前に廃止されたのでそれもありません。

【議員報酬支払明細書。条例で透明化されてるので隠してもしょうがないですからね】DSC01528

ボーナスはあります。2.95か月、これは市職員のみなさんと同じだと思います。但しこれは特例の27万円ではなく、条例の基本通り30万円の2.95ヶ月分となってます。ってことで、額面ベースの年収額は、27万円×12か月=324万円、30万円×2.95か月=88.5万円、合計で412.5万円です。私は2月17日に補欠選挙で当選したので、ボーナスの計算とか2月の端数とかはちゃんと削られています。

まあ、生活できなくはない金額ですが、将来のことを考えるとドヨヨーンとへこんで、見ないふりをしたくなります。高校・大学に子供が進学したら、、、なんて、完全に無理っしょ。中の下くらいの感じかな。JALに入社した初年度が、確かこのくらいの数字だった気がします。

ちなみにJALですが、7年間勤めましたが500万円を超えたくらいでしたね、しかもその時は早朝深夜勤務が多い勤務の時で、普通の月金9時5時の生活の時はそういう手当がつかなくて、しかも残業をしてないことになってましたから。超有名企業でしたが、空を飛んでる人たちはハンパない手当がついて高給取りでしたが、地べたをはってる地上職はこんなもんです。しかも本体採用でこのぐらいで、子会社採用の若い人たちなんて、そりゃひどいもんでした。

ええ、そういう意味では、十分にブラック企業でしたよ。本社の私のいた部署だと月20時間分、支社だと月10時間分だけはつけてもいいとかいう秘密のルールがありました。JASとの統合の時は、これヤバいんじゃないかなというくらい残業してて、一度正直にその残業時間を書いて出したことがありました。全部修正液で真っ白に消されましたけどね。もう時効かな?日本の会社のなかで、「いい会社」と呼ばれるところ以外は、実はみんなブラックなんじゃないですかね。こんなのクソ食らえですよ。

それはさておき、米原市議会議員の議員報酬。滋賀県の中では、13市の中では一番下です。

  1. 大津市 56.3万円
  2. 草津市 45.2万円
  3. 彦根市 40.5万円
  4. 守山市 38.2万円
  5. 東近江市 37.0万円
  6. 長浜市 35.6万円
  7. 野洲市 35.0万円
  8. 甲賀市 34.5万円
  9. 近江八幡市 34.2万円
  10. 高島市 31.0万円
  11. 栗東市 30.0万円
  12. 湖南市 28.0万円
  13. 米原市 27.0万円

町は以下の通りですが、すみません、こっちは減額等が反映されてないかもしれません。

  1. 日野町 23.0万円
  2. 竜王町 20.1万円
  3. 多賀町 18.5万円
  4. 愛荘町 18.0万円
  5. 甲良町 17.7万円
  6. 豊郷町 16.2万円

まあ、4町が合併して出来た米原市ですから、町よりは多いけど、市の中では一番少ない、と。人口も一番小さいですしね。

って、こういう議員一人あたりの月額は多分みなさん見たことがあると思いますので、議員数とかけて年間総額でいくらなのかも書いてみます。

  1. 大津市 3.5億円
  2. 彦根市 1.7億円
  3. 長浜市 1.7億円
  4. 草津市 1.7億円
  5. 近江八幡市 1.4億円
  6. 甲賀市 1.4億円
  7. 東近江市 1.4億円
  8. 守山市 1.3億円
  9. 高島市 1.0億円
  10. 野洲市 1.0億円
  11. 栗東市 0.9億円
  12. 湖南市 0.9億円
  13. 米原市 0.8億円
  14. 日野町 0.5億円
  15. 愛荘町 0.5億円
  16. 竜王町 0.4億円
  17. 多賀町 0.4億円
  18. 豊郷町 0.3億円
  19. 甲良町 0.3億円

人口規模に関しては、あまり触れても意味がないのかなと思ってます。人口規模に比例して仕事が増えたりするもんでもなく、基礎自治体として日本で一番大きいのは横浜市で、人口370万人と米原の100倍近くもあって、じゃあ横浜市会議員は米原市の100倍議員報酬があるか(月2,700万円!)と言えばそうじゃありませんし(それでも月95万円!これの1/100・月9千500円で米原市議やれって言われたら、さすがに断りますw)、公務員の給与比較でよく使われるラスパイレス指数みたいな判りやすい基準があればいいのかもしれませんね。(ラスパイレス指数自体は、国一のオッサンたちが含まれてないのでズルいんですけど)

議員報酬以外に、政務活動費(政務調査費の制度が今年4月から変わったもの)も議員はもらっていますが、米原は月1万円です。当選してからの2月3月分は辞退し、任期満了までの4~10月分で7ヶ月分・7万円をもらいましたが、これは生活費とかじゃなくて、純粋な議員活動にのみ使えるもので、私は加入した議員連盟の研修会の費用3万円くらいだけを申請して、あとは返金しようかと思ってます。これが多い市町村は多く、米原はまたしても最下位ラインあたりにいると思います。

そりゃあ個人的な感情としては、給料は高ければ高いほど嬉しいですよ。もっと低くして!、なんていうマゾヒストはなんか頭がおかしいのかもしれません。議員だけを専業にしてたら、とてもじゃないけど生活厳しいですから。一般的に市議会議員ってのは、地元の名士さんだったり地場企業の大物さんとかがなるイメージがあるので、そういう人たちは名誉職として端金程度に捉えてても全然問題ないのかもしれませんけど、若くてもボンボンじゃなければお金の余裕なんてホントありませんからね。現に私は貯金をほぼ崩しかけてて、今後の生活を本気で考えなきゃ、というくらいですし。

ただ、一般的な市民感情として、議員報酬ってどうなってんだよ、というのがあるのも、十二分に承知してます。実際に自分が議員となって、議会が開催されている期間中は、正直かなり忙しいです。しかも住民を代表して議決するというとてつもなく重大な判断をせまられているわけで、非常に重い決断を要されます。開会中の1ヶ月間だけを見てれば、月27万円というのはとてもやってられない金額です。

でも議会は毎月、毎日開催されているわけじゃないんですね。米原は現状、3ヶ月に1度しか招集されません。3月・6月・9月・12月の定例会に、たまに臨時会が数日招集されるくらいで、ってことは残りの1月・2月・4月・・・の8ヶ月は、市役所を訪れる義務はないのです。

議場に行くことが仕事ではなく、仕事量というのもそう安易に測れるものでもないので、じゃあ招集されてない間は無報酬でもよくない?というのはさすがに無理があり、公人として四六時中市内を回ったり学んだり声を聞いたり研究したり、と様々な活動をしてそれ全てが議員活動でもあります。

とはいえ、議会の張り詰めた空気の中で頭の回転を求められる期間と、閉会中の緊張度合はやはり違いますよね。それを考えると、月27万円という金額はもらいすぎかも、という意見が出てくるのも納得できますし、開会中の忙しさ、しんどさとならすと、まあ平均して月27万円というのが妥当という判断もできると思います。

 

ちなみにですが、明日の定例会最終日で、この議員報酬に関する議決がなされます。状況としては、1割カットする特例は10月末の任期を持って切れ、選挙後の新しい議員は基本条例通りの月30万円になる予定でした。そこに共産党から、特例(月27万円のまんまにする)を2年間延長するという議員発議の条例案が提出され、それを委員会で審議してきました。

ぶっちゃけな感想を言うと、「売名行為」ですよね。そりゃ、議員報酬を削減します!って言えば私たちは市民の味方です、税金をケチります、ってアピールになりますから。でもそれはパフォーマンスに過ぎず、本質的なところの議論が完全にスッポ抜けてる気がしました。別に政党から活動費とか何かをもらえるような立派なご身分でもありませんし。

一応委員会の経過としては、緊急動議(?)が提出され、共産党案の2年延長から、3年延長にする発議が出され、そちらが委員会採択されたので、明日の本会議でも月27万円のまま3年間は継続する、という条例が可決されると思われます。

これに対して思ったことは、正直、ガッカリしました。月に3万円、10%の報酬が上がったら、ちょっとは生活が楽になるかな、と期待してましたから。元々米原市が合併してからの議員報酬は25万円になっていて、それだと若くて優秀な議員が登場しない、よって議会の活性化が図れない、ということで基本を30万円に上げたそうです。これには様々な反対や抵抗があったそうですが、一部議員さんが奔走してご尽力されたそうです。議員報酬を上げるって言うだけで、お手盛り批判などがすぐ出てきますからね。

ただ、ここで意図していた、若くて優秀な議員に出てきて欲しい、という考え方は重要で、地元の名士さん、お金持ちの社長さん、大手企業の厚生年金をもらって悠々自適な引退直後の世代だけが議員になってきた、日本国内の多くの議会での様子の通り、とても偏った議会に陥りやすくなります。偉いオッサンだけの視点で行政を眺めていたら、そりゃ一方的な見方をする人が多くなるのも当然でしょう。

もちろん私が今回の一般質問であえて取り上げてみたように、女性の立場からの行政を監視する役割を果たす人も当然いるでしょうから、すべてが全て、オッサン視点になるということもなく、逆に女性議員がいたとしても、変に固執した議論だけを持ち込む人もいるでしょうから、オッサン議会すべてを否定するもんではありません。

そして、私が若くて優秀であるというつもりもありません。事実、37歳で若者ってお前何言っちゃってんの?って年齢ですよね。下手したらじゃなくて下手しなくても、成人した子供がいてもおかしくない年齢ですから。オジイチャンって呼ばれてる同年齢だっていると思います。それが若者って、プププッ、と笑われるのを承知で、若者アピールをしてます。まあ私が議員になるまでは一番若かったのが50代前半で最若手でしたから、それとの相対比較で若者というので、絶対比較では見ないでおいてください。

現実問題として、補欠選当選当時36歳の私が議会に入ったのは、一つの転機になったとは思ってます。本当に若い子育て世代の人間が、議員になったわけで、議員報酬を上げた理由の裏付けが出来たということです。しかも私個人として、この金額では将来が不安だというのを本当に感じているわけで、新鮮な感覚を議会に持ち込んでくれる幅広い世代の議員構成とするために、議員報酬を上げようという方向性が根拠あるものになりましたから。

 

ちょっと話を戻して、1割カットの3年間延長についてですが、これを未来永劫続けるという予定はしていません。そもそも、議会基本条例が制定されて、地方分権の時代における議会の役割が明確化され、そこに議員報酬に関する事項も設定されていますので、それに則って、今後議員報酬のあり方については議論をしていく予定です。

この議会基本条例についても簡単に触れておくと、10年ぐらい前に地方分権一括法というのが制定されて、地方の時代がスタートしてます。昔は市町村の役割は、国と県の仕事を流してもらうぐらいのものでしかなかったものが、地方のことは地方で決める、というのが認められた、実は画期的な法律がもうだいぶ前に施行されています。

東京や大津に、米原の何が判るんじゃい、と感じることもありますが、実はもう既に、環境としては、米原が米原独自の政策を積極的に打ち出すことは出来るようになっているんです。ただ、これまで議会というものがその流れに追いついてなくて、自治体の権限が増したのに議会はそのまま、というのが全国的に多く見られていました。

米原はその点で、全国的にもトップではありませんが先進的に取り組んでいて、議会基本条例も長浜なんかよりも先に通したりして、結構頑張っている方なんです。米原が実は頑張っているというのは、議会もそうですし、行政も実はそうで、それは議員になって感じた嬉しいギャップでしたね。こんなに頑張っているのに、アピールや情報発信が足りてないせいか、それがあまり広く知れ渡っていない、だったら情報発信を強化する方向に持って行ったら、もっと米原が自信を持てるようになるし、住みよさを実感してもらえるようになるんじゃないか、それが議員活動の一つの方針にもなっています。

その議会基本条例で、議員報酬に関しては第三者委員会を設置して検討することと定められています。現状のままでいいのか、上げるのか下げるのか、それに関しては様々な資料を用意して議論を重ね、慎重に決めていくのが大事です。ただむやみやたらに議員報酬削減、議員定数削減とだけ言うのは、それこそポピュリズムであって、安易な迎合はロクな結果をもたらさないことになるでしょう。

 

この議員報酬に関しては、おぼろげではありますが、私案があります。議員報酬の増額に対して厳しい市民の視線があるというのは理解していて、市職員の報酬も東日本大震災対応という名目で減額もされ(異論はありますが)、景気は良くなってきてるとは言われるものの多くの人がそれを実感できているとは言いがたい現状で、単に上げるのは難しいでしょう。

とはいえ、若い世代も議会に取り込み、活発な議論を展開して市政に反映させるという大きな目標も必要であり、そのために報酬を上げてもらいたいという気持ちを、私自身が持っているのも事実です。

市民が報酬を上げるのに抵抗や違和感を感じる点として、議員が何をしているのかよくわからず見えてこない、という不信だか不安があるのではないでしょうか。後援会に入って活動報告を聞く機会があれば別でしょうが、大多数の市民はその機会もなく、かつホームページ等で情報発信している議員も少なく、姿形や結果が見えにくいからこそ、不信感につながっているのだと感じます。

一つはこの情報発信を義務化するのもアリだと思ってます。どんな活動を議会で、閉会中は市内でしているのかを知ることができれば、あながちおかしなことをしてるわけでなく、みんなちゃんと仕事をしているということを理解してもらいやすくなると思います。議会だよりのA4・1枚では、一般質問の様子を説明するのに精一杯で、とても普段の議員活動は伝えられませんから。まあ、私自身がすべての議員活動をこのブログで公開しているわけではないので現状では困っちゃいますが、義務化されたらより一層頑張りますよ。

もう一つは、本当に働いているのか、という疑問に対して、一定額の固定給に加えて、活動実績費の支給、という成果報酬的な考え方もできないかな、と思い始めてます。私が議員になってから、健康福祉常任委員会と米原駅周辺都市整備特別委員会の2つに所属していますが、それ以外のほぼ全ての委員会に傍聴参加してきました。この全てに参加してきた経験から、別にすべての議員がすべての委員会に参加してもいいんじゃないか、という思いを抱きました。どの委員会も市政にとって重要な役割を果たしていて、その全てを議員が把握・承知しておくことは当たり前のように思いました。

もちろん、会派制度はこのためにも存在していて、会派の代表としても議員は委員会に参加していて、委員会に属さない議員に対して委員会後に説明をして、議員がすべての案件に対して理解するという形になっています。ただ、個人的な感想ですが、伝聞推定にはなりますので、議員本人が見聞きするのも、重要かなという思いがあり、所属以外の委員会に参加するのに対して、活動費を支給するという形に出来ないかなと考えました。

じゃあ、委員会出席一回につきいくら、という具体的な数字まではまだ出せていませんが、若くてやる気のある議員はすべてに参加して自分の見識を高め、その対価として報酬をもらう、という形式にすれば、体力がなくて毎回はシンドイというベテランさんには名誉職的な基本給の支給のみにして、すべての議員に均等に増額ではなく、しっかり活動している議員に対しては適切な対価を支払うという、市民にも比較的理解してもらいやすい案になるのではないでしょうか。

基本給をいくら、というのも計算し切れてないのでここでは出せませんが、そうなると居眠りしながらでも毎回参加する議員も出てくるでしょうし、そうすると議員報酬の総額が、現在の0.8億円から大幅に増えることにもなりかねません。もちろん、寝るというあるまじき行為に対しては、議会中継を増やすなどして監視の目を多くするなどの対応が考えられます。そもそもモラル以前の話なので、議論するのももったいないくらいですが。

総額が増えてしまいそれが市民の納得を得られないというのであれば、議員定数の削減も考える必要があるでしょう。議員の数を一定数保たなければ、意見の多様性が失われる、という考え方は理解しています。少ない票数で勝ち上がった議員の意見でも、少ないながらも市民の声を代表しているわけで、その市民の声を救うという意味で多様性を保持するという議論ですが、そこはバランスの問題であって、多ければ多様性が保てるという話でもなく、国会を見てればあれだけの人数がいるので、オレンジ共済みたいなどうしようもないのが紛れ込んだりもしてしまうので、減らすこと自体に支障はないと考えます。

研修で知り合った岐阜県岐南町の議員から聞いたのは、そこは定数を10人にまで削減したそうですが、そこまで減らしてしまうと、すべての委員会を同じ議員で管轄するため、声が大きかったりベテランだったりする一部議員の影響力が増してしまう弊害も出てくるとのことでしたので、減らしすぎに対しては注意をしなければならないと思います。

頑張ってる議員からすればこれ以上議員の仕事が増えると困る、と言われるかもしれませんが、少なくとも米原市議会を見ている限りですが、まだ負荷を高めてもいけるかな、という印象を持ってます。現在米原市議会の3つの常任委員会では、7人ずつの委員構成になっていて、一部議員が重複して所属する形になってます。これを8人ずつに委員を増やし多様性を維持する一方で、全ての議員が委員会を掛け持ちして幅広い視野を持ってもらうようにすれば、議員数は例えばですが、16人とかでも行ける気はしてます。議長・副議長・監査委員を除いた12人+予備1人で2個ずつ委員会を兼務、的な考え方です。

他の市町村と比較ばかりしてても能がありませんが、ただ一般動向として議員定数は削減される方向にあり、それに不満を言うのは議員だけという姿を見ていても、この方向性に対しては多くの人の支持を得られている気がします。なので、米原も議員定数を減らす方向で考えて、その浮いた分の議員報酬を、頑張っている議員に対して振り分ける、という考え方であれば、市民のみなさんの一定の支持が得られるのではないかな、と勝手に考え始めたところです。

もちろん議員に対して課せられる責任は大きくなる一方で、昔の議員のようにどんちゃん騒ぎをして利益便宜をはかることだけが仕事ではなく、負の負担を市民にお願いせざるを得ない立場にも立つわけですから、仕事・役割が増える分、総額が増えるのも、一定の範囲内で理解していただけたらなぁ、というのが、古い議員さんの古き良き時代の話を聞いて、昔はオイシい仕事で楽しかっただろうな、とうらやましく思う新人議員の気持ちとして受け止めていただいても結構です。

 

と、まさかここまで長く書くとは思ってもいなかったのですが、議員報酬に対する私の見解と、その今後の方向性について書いてみました。これを全文読む人は、いるかな?


日本維新の会に入りました

米原市議会議員の松崎淳(まつさきじゅん)です。

ちょっと前に決まって、党のホームページでも公開されているので、知る人ぞ知るではなくオープンな情報にはなっていたのですが、当の本人が何も言ってないのもさすがにどうかと思いますので、改めてここで書いておきます。

 

日本維新の会に入りました。滋賀県総支部のページや、党本部のページでも公開されていますので、よろしければご覧ください。

 

えっ?今頃、とか今どき、とか今さら、維新?と思われる方もいるかもしれません。はい、そうです、その維新に入りました。

この間の参院選でいろいろ叩かれてましたからね。わからなくはないです、そういう情報に晒されてしまっていたらそういう反応になってしまいがちですからね。

 

2月の補欠選挙で当選して市議会議員になってから、ずっと感じていたことに、「仲間が欲しい」ということがあります。政治は、なんやかんや言っても、結局のところ数字の世界でもあります、多数決の民主主義ですから。任期終了も近いということで、会派には入らず、会派には次の選挙(来月の)で再選してからでもいいだろう、という声がありずっと無所属・無会派で活動をしてきました。そこで感じたのが、少数派でいるデメリットみたいなものです。

自分の政治思想としては、米原市議会でいう保守系の人たちと大きく違わないところにいるなというのは感じていて、しかしその一方で、それと対している、と言ったら大袈裟になっちゃいますかね、市長が推進しようとしている「県内一子育てのしやすい街」といった子育て支援の政策や、地域活性化のための取り組みであったり、そういうものには積極的に推進する立場で議会活動に取り組んで来ました。

ご承知の通り、一番最初に議会で提出された教育委員会人事案は否決されまして、その時に下した判断というのは非常に重たいものがあった、というのは過去に書きましたが、一方で委員会での発言や、一般質問でのやり取りの中で、市長の政策の積極的推進を求める立場にも立ってました。

とはいえ市長がマニフェストに掲げた政策の中に、どうしても納得・同意できかねるものがあるので全面的に応援するという気持ちにはなれませんので、じゃあお前は保守系≒自民党なのか、市長派なのかと問われると、どっちとも答えづらい状況が続いていました。

自民党、というのは非常に重たい選択肢でしたね。そりゃあ市議会の多数派ですし、国政も2連勝の圧勝でしたし、個人的な偏見かもしれませんが、田舎=自民党という認識があるので、ここで自民党に入党すれば、何かと楽になるだろうな、という印象は持ってました。

でもどうしても自民党じゃなかったんです。20歳になって選挙権を得てからは神奈川県と東京都にずっといましたので、いわゆる都市型選挙というのを経験してきました。その中では、自民党という選択肢はあまりないんですよね。都会のインフラ整備は遅れて渋滞等で迷惑や経済的損出を被ってきたなかで、自民党は地方の既得権益者にお金をバラ撒く、というイメージが強いですから。

そりゃあ小泉進次郎みたいな若手改革派みたいなのに国会議員が入れ替わって、本当に自民党は再生したんですと言い張れるのであれば違ったのでしょうが、どうも最近は世間一般で言われるような、古い自民党が復活してきた、みたいなのも感じてしまってます。そこに自分も選挙のことを意識して気軽にホイホイと入党してしまっていいのだろうか、そんな疑問をずっと感じていました。

そうした時に感じたのが、これまでの自分の選挙行動(自分のじゃなくて、衆院選とか参院選での投票行動)を振り返ったときに、自分は何に期待しているんだろう、どういう世の中を作っていきたいと考える政党を支持してきたんだろう、と考えてきました。それが、日本維新の会という選択肢につながりました。

まあよく言われるように、たちあがれ日本との合併でおかしな雰囲気になっているのは私も感じていますが、マスコミで一方的に取り上げられる印象論だけではなく、政治理念とかそういう幅広いものを自分なりに眺めているとあながち誤ったことばかりではないなと判断してます。

それよりも何よりも自分が共感したのが、大阪維新の会発足の時から掲げている、地方から日本を活性化させる(=維新を起こす)という考え方のほうでした。時代はどんどん変化し、社会も大きく変わっていくなかで、政治が、行政が変わらずにいたままでは、世の中の変化に対応できないのではないか。そこで革命を起こすような過激な対応をするのでなく、現実的な対応で世の中と政治の姿をマッチさせるようにしていく姿勢、そのあたりがこれから求められていく政治像じゃないかな、と考えました。

じゃあ、米原の市議会議員となって、維新の会とどういう関係を築けるのかなと考えて相談に伺ったところ、滋賀県内の地方選の立候補者の公募を近日中にする予定があると伺い、結果、それに応募して選ばれ、今回維新の会に入った、という次第です。なので、実は公募があったから応じてみた、というのではなく、その前から動いていた結果が今日、という形になります。

結局、米原市議会・米原市議選立候補予定者から維新の会に入ったのは私だけなので、私が当初の願いとしていた「仲間」を増やすということには、直接的には結びついていません。ただ、市議会に政党色は不要という意見があり、であれば会派に関しては多少柔軟に捉えることは可能かな、という判断をしています。また、維新の会に加入したことで、米原以外の政治的なつながりが生まれたため、そっちから仲間を増やしていくことも可能になりました。

そう、市町村レベルと、都道府県・国政では政党カラーの扱いは異なる、ということは当選後ずっと言われてきたことで、実際に米原市議会では政党色を出しているのは共産党市議団だけで、ほかはどれも政党を名乗ってはいません。保守系≒自民党と書いたのも、ほぼみなさんが自民党員なんだけど、市議選では無所属になってるからで、そんな背景があるんだと思います。

一方で、議員研修などで知り合った他市の議員さんを見ていると、政党をしっかり出している議会も結構多くありました。自民党・民主党・公明党・共産党、と所属政党が明らかになっていれば、住民のみなさんが判断するときにも判りやすいのかな、という気がしてます。

今回、維新の会に所属することになったわけですが、政党色を敢えて打ち出すことで、自分の政治スタンスといったものを明確にする目的も含んでます。無所属・無会派でいるときの、是々非々の対応を取る、といった姿勢と大きな変化はないかもしれませんが、日本を地方から良くしていきたいという思いが込められているが故の議員活動であることの証明にもなると期待しています。

政党の名前を背負うということは、逆に自分にも大きな責任が出てくるということでもあり、こんなポスターも作ってもらってます。

【維新の会のポスター】BUvMgSSCYAAHqoi

責任重大ですよね。維新は長浜に市議が3人いますが、米原には拠点がありません。党員もいません。国政選挙で投票してくださった方はたくさんいらっしゃいますが、接点がまったくありませんから、そんな中で維新の会を米原で代表する形にもなります。これをどう結び付けていくのかが、非常に大きな課題となります。

そんな政党なんかに属さずに、これまで通り無所属・無会派でいいだろ、といった意見も頂戴していました。確かに自分の主義主張だけを考えてそれをアピールしていくのであれば、政党は不要なのかもしれません。しかしこれまでの政治の歴史でも、同じ考え方の人間が集うことで政治が動かされてきたわけで、私が仲間が欲しいと感じたのも、政治の制度がそれを前提としてできているのもあると思います。

自分の政治的な姿勢を明らかにした上で、米原市議会ならではの動きには現実的に対応をしていく、そんな形で今後も進めていこうと考えています。私個人が政党に入ったことでそんな抜本的に考え方が変わったということはなく、これまで通りでもあるので、自分らしさというのを大事にしながらやっていきたいと思います。

それにしても気がかりなのが、堺市長選です。これで負けたら、またマスコミにバッシングされてしまいますからね。何を考えて叩いたり持ち上げたりしてるのか分からなくもなりますが、どのような考えを持って有権者が行動するか、それが政治の姿ですので、注目していきたいです。

ということで、日本維新の会に入った、というご報告でした。